豊田市で車が運転できないと子育ては大変?元ペーパードライバーの母が感じた「移動の壁」と願い

豊田市で車が運転できないと子育ては大変?元ペーパードライバーの母が感じた「移動の壁」と願い

「車が運転できないなら、運転できるようになればいい」それしか答えはないの?

車を運転できないなら、できるようにすればいい。豊田市で暮らしていると、それが一番簡単な解決策のように感じられることがあります。

でも、本当にそうなのでしょうか。

私は東京で生まれ、千葉で育ち、結婚を機に愛知県豊田市へ来ました。

今では毎日のように車を運転していますが、以前の私は長い間ペーパードライバーでした。2人の子どもがまだ小さかったころ、車が運転できないことが大きな悩みでした。

  • 行きたい場所があっても行けない。
  • 子どもを遊びに連れて行きたくても、移動手段がない。
  • 周りのお母さんたちが当たり前のように車で出かける中、自分だけ取り残されているように感じる。

気持ちが沈み、外に出ることさえ億劫になる日もありました。

あのころの私が悩んでいたのは、単に車を運転できないことだけではなかったのだと、今は思います。

車を運転できないと、子育ての選択肢まで狭くなってしまうこと。
それが何よりつらかったのです。

車社会の豊田市。車があれば便利なのはわかっている

豊田市は、自動車産業とともに発展してきた街です。

広い市域に住宅地や商業施設、学校、公共施設などが点在していて、車で移動すると便利な場所がたくさんあります。買い物も子どもの送迎も、車があるとずいぶん楽になります。

私自身、今では運転ができるようになり、車の便利さを日々実感しています。だから、車社会そのものを否定したいわけではありません。

ただ、ずっと疑問に思っていることがあります。

車社会だからといって、公共交通機関が不便なままでいいのでしょうか。

車が便利であることと、車を使わない人が不便を我慢することは、別の問題ではないでしょうか。

ペーパードライバー仲間の友達が関東や関西の方が子育てをしやすいから引っ越すのを見送ることも何回かありました。

子育て支援施設はあっても、そこまで行けなかった

子どもが小さかったころ、豊田市の子育て情報を一生懸命調べていました。公園、児童館、子育て支援施設、親子向けイベント。子どもと一緒に楽しめそうな場所がいろいろありました。

でも、気になる場所を見つけるたびに、まず確認しなければいけなかったのは交通手段です。

「どうやって行けばいいんだろう?」

  • バスの時刻表を調べる。
  • 電車への乗り換えを調べる。
  • ベビーカーで移動できるか考える。
  • 帰りの交通手段も確認する。

車なら短い時間で行ける場所でも、公共交通機関では乗り継ぎが必要になることがあります。

子どもが小さいと、おむつや着替え、飲み物など、荷物もたくさん。バスの本数が少なければ、子どもの機嫌や体調に合わせて自由に帰ることも難しくなります。

せっかく行きたい場所を見つけても、移動のことを考えて諦める。そんなことが何度もありました。

子育て支援の施設やサービスがあっても、そこに行けなければ、私たち親子にとっては利用できないのと同じでした。

子育て支援は、施設やサービスを用意するだけで十分なのでしょうか。
そこへ行けることも、支援の一部なのではないでしょうか。

豊田市駅周辺の施設が、私の居場所だった

そんな私にとって、豊田市駅周辺は特別な場所でした。

子どもと公共交通機関で出かけられる場所を探していたころ、豊田市駅周辺の子育て施設には何度も助けられました。

特に、とよた子育て総合支援センター「あいあい」は、私にとって心強い存在でした。

子どもが遊べることはもちろん、家の外に出て、親子で過ごせる場所があること自体がありがたかったのです。

当時の私は、子どものために出かけたいと思いながら、本当は自分自身も外の世界とつながりたかったのだと思います。

  • 家族以外の人がいる場所。
  • 子どもと一緒に安心して過ごせる場所。
  • そうした場所に、自分の力で行けるということ。

今思えば、それは私にとって大切な自由でした。

「家族に送ってもらえばいい」は、簡単な話ではない

車を運転できないとき、「家族に送ってもらう」という方法もあります。家族が協力してくれることは、もちろんありがたいことです。

でも、どの家庭にも、いつでも送迎できる人がいるわけではありません。

  • 夫婦共働きの家庭
  • 近くに祖父母がいない家庭
  • ひとりで子育てしている人

家族がいたとしても、仕事や予定、体調など、それぞれに事情があります。

そして何より、家族に送ってもらうことが前提の生活では、自分の行動が家族の都合に左右されます。

  • 行きたいと思ったときに行けない。
  • 帰りたいと思ったときに帰れない。
  • ちょっとした用事でも、誰かに頼まなければならない。

これは単なる移動の不便さだけではありません。自分の時間や行動を、自分で決められないということでもあります。

子育て中の母親にとって、その自由がどれほど大切なのか。私は車を運転できなかったころに、身をもって感じました。

車を運転しない人は、豊田市でどう暮らしていけばいいの?

私の場合は、運転できるようになるという選択ができました。でも、すべての人がそうできるわけではありません。

  • 免許を持っていない人
  • 健康上の理由で運転できない人
  • 経済的な理由で車を持たない人
  • 運転に強い不安がある人
  • まだ運転できない年齢の子どもや学生

車が運転できない理由は、人それぞれです。

移動の手段が限られていることは、日々の生活の選択肢が少ないことにつながります。通学、通院、買い物、仕事、友達との約束。車を使わずに自由に移動できることは、特別なぜいたくではないはずです。

車を運転できない人が、不便を我慢しながら暮らす街ではなく、
車を運転できない人も、自分の生活を選べる街であってほしい。

自分の子どもたちも、将来ずっと送迎に追われるの?

私には2人の娘がいます。

子どもたちが小さかったころ、私は車が運転できないことで苦労しました。そして今、親として車で子どもを送迎する側になりました。

その中で、ふと考えることがあります。

この子たちも大人になったら、同じように送迎に追われる生活をするのでしょうか。

自分の子どもを習い事に連れて行くために車を出す。友達と遊ぶ子どもを迎えに行く。家族の通院や買い物のために予定を調整する。

家族のために車を運転することが嫌なわけではありません。でも、それ以外の選択肢がほとんどないとしたら、どうでしょう。

日本には道路があり、鉄道があり、バス停があり、駅があります。技術も、交通を支える仕組みもあります。

それなのに、子どもの移動を支えるために、これからも親が車を出し続けることを当然としていいのでしょうか。

親が送迎できない家庭の子どもは、活動の機会を諦めなければならないのでしょうか。

私たちの世代が当たり前だと思っている暮らしを、次の世代にもそのまま引き継ぐ必要があるのか。私は、そこに疑問を感じています。

駅もバス停もある。だからこそ、もっと使いやすくなってほしい

豊田市には、名鉄や愛知環状鉄道などの鉄道があり、おいでんバスや地域バスも走っています。公共交通機関が何もないわけではありません。

ただ、駅やバス停があることと、日常生活で便利に使えることは違います。利用する側にとっては、こんな一つひとつが大切です。

  • 駅まで歩いて行けるか。
  • 目的地まで、乗り換えが少なく行けるか。
  • 帰りたい時間にバスがあるか。
  • 小さな子どもを連れて、無理なく使えるか。
  • 運賃も含めて、毎日使い続けられるか。

私が願っているのは、すべての地域に鉄道を通してほしいということではありません。

バスの本数や乗り継ぎ、駅やバス停へのアクセスなど、地域の事情に合わせた改善によって、車以外の移動がもっと現実的な選択肢になってほしいのです。

「移動できること」は、子育ての自由につながっている

車を運転できなかったころの私は、どこへ行くにも交通手段を考えなければなりませんでした。その大変さは、運転できるようになった今も忘れられません。

子どもをどこへ連れて行くか。どんな習い事をさせるか。親自身が仕事をするか、学び直しをするか。誰と会い、どんな時間を過ごすか。

移動できる範囲は、親子の生活の選択肢にも影響します。

子育てしやすい街とは、子育て支援施設が充実している街だけではないと思います。

  • その施設へ、必要な人が無理なく行けること。
  • 親が自分の人生を大切にしながら、子どもの成長を支えられること。
  • 車を持っているか、運転できるかで、子どもの経験の機会に大きな差が生まれないこと。

そんな街が、本当の意味で子育てしやすい街なのではないでしょうか。

車が便利な豊田市だからこそ、車がなくても暮らせる未来を

私は、豊田市の暮らしが好きです。結婚を機にこの街へ来て、2人の子どもを育てながら、たくさんの人や場所に出会ってきました。

今では、車の便利さも十分に理解しています。それでも、かつて車を運転できず、子どもを連れて出かけることさえ難しく感じていた自分のことを忘れたくありません。

あのころ、気持ちが沈んでいた私に必要だったのは、「頑張って運転できるようになりなさい」という言葉だけではありませんでした。

  • 車に乗らなくても、子どもと出かけられる方法。
  • 家族の予定に頼らず、自分の意思で行動できる選択肢。
  • そんな暮らし方をしていても大丈夫だと思える安心感。

車社会だから仕方ない。
その一言で終わらせたくないのです。

車を便利に使える人も、車を運転できない人も、車を持たない人も。子育て中の親も、学生も、高齢者も。それぞれが自分の意思で出かけられる街であってほしい。

自動車産業が発展してきた豊田市だからこそ、車の便利さを知り尽くした街だからこそ、車以外の移動の自由も大切にできるのではないでしょうか。

いつか娘たちが大人になったとき、今の私たちよりも自由に移動できる豊田市であってほしいと願っています。

あなたは、豊田市で車がなくても
自由に移動できると感じていますか?

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ブログに書ききれない、豊田の日々の写真をときどき載せています。のぞいてもらえたらうれしいです。

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