私の大好きな建築家フランク・ロイド・ライトの展覧会が豊田でやるなんて感激でした!
フランク•ロイド•ライト展行ってきました!豊田市に来て11年。母校自由学園とここで再会。
— とよたの猫🍬愛知の子育て情報🧒 (@888toyota) November 20, 2023
進歩主義教育とは?公立教育一色ともいえる豊田市。子育てに色々不安もある。でも、子ども達が地域で色んな体験をさせてもらっている。自由学園とは違うけど、時々共通するものも感じる。 pic.twitter.com/eHTM1GkQHM
週末に豊田市美術館の「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」の展覧会を見に行ってきました!
展覧会の基本情報
豊田市美術館のおすすめ年齢
豊田市美術館豊田市美術館のファミリーおすすめポイント
場所 | 豊田市美術館 |
開館時間 | 10:00~17:30 (入場は17:00まで) |
休館日 | 毎週月曜日(祝日は除く) 年末・年始2023.12.28(木)-2024.01.04(木) |
展覧会 | フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築 |
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https://www.museum.toyota.aichi.jp/ |
フランク・ロイド・ライトに出会った自由学園
フランク・ロイド・ライトという建築家を私が知ったのは中学1年生の時。今から27年前のことです。
母が『婦人之友』という生活について書かれている雑誌で見た自由学園に興味を持ち、私に勧めてきて、その学校のパンフレットを見た私は「学校の中に畑があるなんて楽しそう!寮生活もおもしろそう!」とそのまま入学を希望し、それから東京にある自由学園で長い時間を過ごしました。
周囲の人と協力してより良い生活をして学ぶ、という学校で、人と関わるのが好きな私には合っていました。先生方や上級生も優しくて、公立小学校では全く勉強しなかった私は自由学園に入学してからは寮で上級生から勉強の仕方を教わり、自分も下級生に勉強を教えるようになり、学ぶことが好きな人間になりました。今でも学園のつながりで多くの卒業生達と連絡をとっています。
自由学園の創立当初のキャンパス「明日館」は池袋にあり、入学したらまずはじめにそこに生徒達は見学に行きます。
その明日館をデザインしたのがフランク・ロイド・ライト。現在のキャンパスはライトの弟子の遠藤氏がデザインしたものでした。
フランク・ロイド・ライトが手がけた建築物
ライトは「カウフマン邸(落水荘)」や「グッゲンハイム美術館」など世界中に多くの建築物を残していますが、日本では「帝国ホテル二代目本館」や「自由学園明日館」を手がけた建築家として知られています。
ライトは浮世絵も好きで、日本と深い縁で結ばれた建築家です。
素晴らしい豊田市美術館で展示が見られたこと
豊田市美術館は結婚式後に豊田に来た時に外も中もどちらとも空間が気に入り、何か考え込んでしまうと豊田市美術館にいつも来ています。ここが私には豊田の心のオアシス。
展示には、ライトが身近な女性達の影響で「進歩主義教育」に関わったことが書かれていて、とても勉強になりました。
進歩主義教育とは、子どもの発達に見合った教育と、子どもの自発性が重んじられ、子どもの興味や関心に従って、教育内容は構成されるべきという教育です。子ども達自身が体験してみて、その行為を反省的に思考することがあってはじめて「学んでいる」と言えるとする考え方です。
この進歩主義教育とライトの作品に関する展示を豊田市美術館で見ることでき、世界も社会も多様な価値観がうまく交わっていると腑に落ちる時となりました。
私の中で「進歩主義教育」「自由学園」と「豊田の生活」との間にはいつも何か相容れない何かがあって、11年暮らしながら違和感も抱くことが多くあったからです。
おそらく「東京」と「愛知」という違いだけでなく、人々の考え方の違いですね。どちらの生き方も考え方も、子育てママとしては学ぶべき部分は多く、人生の多くの時間を私は自由学園で過ごしてきたので、今は豊田の「みんなでがんばるぞ!」的な部分も1つの社会として学んでいます。
豊田での「普通」から考えると、自由学園で私は少し変わっている価値観の中にいたかもしれないけれど、その中で恵まれた友人や先生達と温かい交わりの中で生きてきてこられたことに親となった今とても感謝しています。
12月24日までフランク・ロイド・ライト展はやっています!