「地域の子ども」として
豊田市で子育てをしています。
子ども達が地域の公立小学校に入学した時に強く感じたことは小学生は「地域の子ども」であるということです。
小学生になると豊田市の私が暮らす地区では、こども会に入って、通学団で並んで学校に行きます。こども会は「任意」ですが、1年生の頃はほとんどの人が入会しています。
この「こども会」の組織の影響か、小学校入学と共に地区のお母さん達がいつの間にか我が子の名前も知っていてくれ、「何か困ったことがあったら言ってね」と親にも声をかけてくれる。自分たち親子は「コミュニティ」に属していることを感じるようになるのです。
こども会、通学団の有無は地域によって違います。
この「コミュニティ」の一員としての生活が小学校入学の時に始まります。
幼稚園の頃は、我が家は地区行事は回覧板で知るだけでした。「一般客」として地区の行事に参加することはあっても、何か係をするなど地区側の人間として行事に関わりはありませんでした。
私立の幼稚園にバスで通っていたので、もしかしたら公立こども園に通っていた親子さん達はすでにそういうものがあったかもしれません。
でも、おそらく多くの家庭が小学校入学で「この地域の子ども」という意識がでてきます。「この地域の子ども」というのは、豊田市の場合は「小学校区」に加えて、「中学校区」の存在が大きいです。
子どもが楽しく生活していれば「コミュニティ」の存在がとてもありがたく感じるし、いじめや学校に行きにくいことが起きれば、「コミュニティ」があるからこそ感じる孤独感や難しさもあります。
人と考え方に感謝
自分の子が小学生になり、学校は「見かけ」よりも「人」、そこにいる人たちの「考え方」が重要だと考えるようになりました。
我が子が通う豊田市の小学校は設備が古く、他の学校を子よりも親の私が羨ましいと思ってしまうことも多々ありました。「見かけ」につい目がいくのは私の悪い癖です。その癖も、子育てをしながら
でも、数年通って今思うのは、子供の満足度と設備はあまり関係なさそうです。(親的には最新の設備とカリキュラムには憧れがあります)子ども達は他の学校を知らないというのが大きな理由だと思います。
それに比べて、先生と子供の関係はとても重要そうです。そして、さらには子ども同士の関係も大事なんでしょうね。
そういう話が一番会話の中で出てきます。
私自身は関東の教育熱心な家庭が集まった新興住宅街のためにできた新しい小学校に通っていたましたが、途中で学級崩壊してしまい、そういう時代だったのかもしれませんが、最後の2年間は本当に大変な小学校生活でした。
なので、豊田市の公立小学校に通う我が子が毎日給食や休み時間の話を楽しそうにしてるのを聞きながら、なんて幸せな小学校生活なんだ!と思うのです。多様な子供達が共に学べるようにサポートしてくださる先生方に感謝しています。